指板のポジションによる音量のアンバランスがありませんか?
ギターのメカニカルな調整が完璧にできたとします。
ギターの初心者なら、このまま好きなエフェクトをかけてしまいそうですが、ちょっとまってください。
その前にエレクトリックギターならば、もう一つ調整しておくべきことがあります。
まずアンプに接続して、全てのフレットを同じ強さのピッキングで演奏してみてください。
このとき、イコライザーをかけたり、フラットでないアンプは使用しないでください。
やってみると、フレットの位置によって音量が小さくなってしまう部分がありましたか?
もしも弾きたいフレーズの中にそのポジションが入ってしまうとそこが弱々しく聴こえてしまいますよね。
サウンドを歪ませるときには歪みが浅くなってしまい、音は細くなり伸びも短くなってしまいます。
これでは、あなたのギターの腕がよくても、調整不備のせいで演奏が下手に聴こえてしまいます。
ここで音の違いがわからない人は先には進めませんが、
近くに音の違いがわかる人がいるならばその人に頼ってみてください。
ギターが上達すればするほど、この違いがわかる人になっていく必要はあります。
できるだけ注意深く音量を聞き分けてみてください。
あなたのギターのデッドポイントを知ろう!
とくに、あなたがよく使用するポジションをくまなく弾いてみてください。
音量というかパワー感というか、なんとなく音が貧弱になるポジションがありましたか?
もしあったなら、そこはギターの「デッドポイント」と呼ばれているいわゆる「鳴りにくい」
ポジションなのです。言ってみれば力強さのない「弱点」みたいなものです。
デッドポイントをイコライザーでカバーする。
このデッドポイントをまずなくしておく必要があります。
そのためには、イコライザーを使いましょう。
デッドポイントが目立たなくなるまで、イコライザーの周波数とゲインを調整していきます。
具体的には800Hz近辺が弱いなら、イコライザーで800Hzあたりを5dBとか10dBとか上げてみます。
この調整が終わった段階で、演奏すると、デッドポイントに運指がきても、
音量が安定し、今までよりギターが弾きやすくなったように感じると思います。
こうやって弾きやすくなったギターができたなら、
あとは好みのエフェクターで音作りをしていけばよいでしょう。
丁寧に調整が済んだギターは、そうでないギターと比べるととてもよい弾き心地になります。
弾き心地が良くなると、演奏に関するストレスは小さくなり、
リラックスした演奏が可能となるとともに、創作意欲もアップすることでしょう。
あなたのギターが可能な限りあなたにとって弾きやすくなり、
そしてギターリストとしての創作意欲をかき立ててくれることを願っています!
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