皆さんの中にはイベント「数式に記された愛」とは一体何なのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。今日はその理解を深めていただくためのお話をしたいと思います。
「数式に記された愛」は、「カオス理論の数式から愛の大切さを学ぶ」というイベントです。数式から愛??と思われるかもしれませんが、ご興味のある方はもう少し読み進めてください。
その前に、たまに耳にする「カオス」というものを正しく知っていただく必要があります。
カオスとは一言でいうと「一見ランダムに見えるけど、実はある法則によって作られている状態」のことを指します。
カオスは私たちの周りにたくさん存在しています。たとえば指紋、血管、脳神経、葉脈や宇宙の態様などです。僕は音楽を作っているので音楽の中にあるカオスはとても身近です。
最近では、このカオスというものが自然(世の中)を作り出した。(もしくはその一つの原因となっている)と考える人が増えています。
このカオスは、19世紀に「人口の増減を数式で表すという試み」をきっかけに偶然発見されました。ある人が人口増減という生と死に関わる身近な現象を数式で表そうとしているうちに、いつのまにか「カオスを発生させる数式」を作り出してしまったのです。
私のイベント「数式に記された愛」で使用している数式はこの「カオスを発生させる数式」を用いています。カオスは自然を作り出す原因なのだから、この数式は自然を作り出すために一役買ったといえるでしょう。そんな数式から「愛の大切さを学びとる」というちょっと変わった試みを行っています。
「数式に記された愛」は基本は音楽イベントでありエンターテイメントです。ライブの部分に説明はいらないと思いますが、このイベントならではの「数式に関する部分」について概要をご紹介したいと思います。
まず、この数式の作られ方を見て、数式に対する理解を深めます。
次に、この数式の各項の「役割・動作」についての理解を深めます。
この数式を理解した後に、よく眺めてみると、そこには私たちの「日常の現象」に、とても似ている部分が見出だせるのです。
たとえば「人に譲るというような相手を思いやるような現象」があって、それはまるで「愛の原型?」とも解釈できる部分があります。
また、「自由を制限されるような現象」があって、これはまるで「試練の原型?」のように解釈できる部分があります。
イベントでは上記の詳細を映像を用いて数学が不得意な方にでも理解いただけるよう工夫をしています。
さて、ここまでの一連の流れを簡潔な言葉でまとめると以下のようになります。
『この世の中を作り出した数式から「愛」と「試練」が必要であることが見て取れる』
そしてはるか昔、人間が登場する前からこのメカニズム(この数式)は存在していて、「愛」と「試練」のようなものは、あったということになります。それもセットで(笑)
もちろんこれはあくまで私の見方です。(第一回はこの数式を動作させる「縁」の大切さにも触れました。第二回は「愛」を中心に説明しました。)
この数式から齎されるカオスは、「自然の進化を担ってきた」のですから、自然の一部である私たちが成長するにも、(短期的には進化は成長ともいえます)やはり「愛」と「試練」を大切にする必要があるといえるのではないでしょうか?
「試練と愛はセットなんだ」
「試練はしんどいけど受け入れる必要がある」
「試練を乗り切るためには愛が必要」
「愛を持ち、試練を受け入れるという行動をすると進化・成長ができる」
など、いろんな前向きな見方ができると思います。
そして、これらは多くの先人から教わってきた人生観とも一致しています。
昨今、軽視されつつある「愛」、、常に避けたいと思ってしまう「試練」、、、
誰もが、今こそ正面から向き合う必要性があるのではないでしょうか?
そしてこのような生き方が、
『自然に逆らわない生き方』なのかしれません。
(企画/制作/主催 : office kiss-ue)
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